« カルボナーラ | トップページ | 飛騨古川 »

2006年5月29日 (月)

枕草子REMIX

Photo_11 今回の飛騨古川の旅(後述予定)には、コレをお供に持っていった。あの「負け犬の遠吠え」を書いた酒井順子さん著。「負け犬の遠吠え」は、私がまだ結婚する前30歳目前の折、既婚者の男性同期が(彼の)自主的な行為により貸してくれた本で、なんと屈辱的な、と思って読んだ(笑)ものの、とてもおもしろかった。そして、私は典型的な「負け犬」に属するタイプだと思った。世の中、勝ち組と負け組がきっぱり分かれているわけではないと思うけれど、でも、選択肢が増えた女性の生き様を感じた。

そんでmameの徒然草なんかの影響もあって、手にしたのがこれ。いつの世も、仕事に、恋愛に揺れるおんなたちがいたのね、って感じ。「春はあけぼの・・・」からはじまる枕草子は、花鳥風月、季節の移り変わりなんぞをとても美しく読み上げた随筆かと思いきや、とんでもない。もちろんそういうところもあるけれど、「ブス」というもの、「老い」というもの、「男」というもの、「キャリア」というもの・・・など、さまざまなテーマが取り上げられていて、清少納言の独特な感性ではっきりときっぱりとモノ申されている。後世の人に読んでもらいたいというのではなく、いわゆる大奥のような女たちの世界の中で、周りのことをおもしろく書いて仲間で読んで楽しもう♪的主旨で書かれているそうだ。だから、今の世の女性たちが話題にするようなことがテーマにある。違うのは、もっともっと時間の流れがゆっくりなのと、あまり音のない世界に生きてるんだってこと。水の音、風の音、男の人が訪ねてくるときの着物の擦れる音。随筆の中にとても美しく表現されている。

梅雨のつまんない時期(私は雨が好きではありません)にオススメ!

|

« カルボナーラ | トップページ | 飛騨古川 »